朝の勉強中。
外からものすごい音がした。
「バーン!」
これ、車がぶつかった音だ…。
そうに、思ったのと同時に身体が動いていた。
ノートパソコン閉じて、外に脱出。
道の反対側の信号機に車が止まっている。
エンジンルームから煙も見える。
ヤバい…。
中を覗くと、50代~60代の女性。
手が震えてる。
「大丈夫ですか?」
「どこか痛くないですか?」
私は、声をかけた。
「大丈夫です。猫が急に飛び出してきて…。」
と。
エンジンルームからの煙が心配で、
とりあえずドアを開けて、外に出てもらった。
手が震えて、シートベルトも上手く外せない。
エアバックも開いていた。
女性を外に出て、自宅から持ってきた折りたたみ椅子に、
座ってもらった。
警察に連絡して、やっとお巡りさんが来るけど…。
私の言い方が悪かったらしい。
ミニパト。
道路の真ん中に止まっている軽自動車。
煙も出てる。
私は、ちゃんと言いましたよ。
煙のこと。
道路の真ん中に止まっていること。
そして。
この日は平日。
私の家は小学校に近い。
これから、通勤で忙しくなる時間。
だから、言ったのに…。
お巡りさん、慌ててどこかへ連絡している。
そのうち、パトカーもサイレン鳴らしてやってきた。
事故処理の大きな車も。
女性の外傷はぱっと見なさそうだけど、
エアバッグ開いているから、
どこか打ってる。
それは間違いないと、思ったの。
でも…かなり動揺していた。
「お水が飲みたい…。」
そう、
おしゃるので、家からペットボトルの水を持ってきた。
そのうち、近所の人も集まってきた。
事故にあわれた方の娘さんもやってきた。
救急車に乗り込むとき、一人では歩けず支えられて。
とはいえ。
受け答えもしっかりしているし、大丈夫そう。
近所の人は、遠巻きに見てるだけ。
いわゆる野次馬。
救急車を見送って、家に戻った。
近所の人たちは、立ち話をしている。
あいつら…。
暇そうだな。
でもね、それはそれでいいことです。
私は、自分の任務完了。
命は一つしかない。
唯一無二の自分。
助かって良かった。
生きてたらね。
辛いこともあるけど、
楽しいことだってある。
辛いをしっているからこそ、楽しいがわかる。
だからね。
人生は、捨てたもんじゃない。
誰にだって、絶対にいいことあるから!
大丈夫。
と。
私は、いつも思ってる。


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