すぐるが亡くなってから、数年後のこと。
私は、離婚して。
生活が一変して。
なにしろ、毎日忙しかった。
だけど、忘れたことなんていちどもない。
泣いてるひまはなかった。
専業主婦が仕事に出るとは、こんなにも大変なんだということを毎日、実感していた。
子供達には、苦労をかけた。
本当に、貧乏で。
毎日、お粥生活。
子どもたちは、学校の給食がご馳走なんだと言っていた。
それでも、お誕生日にはマックへ連れていった。
三人でセットを食べる。
私たちには、贅沢な時間だった。
ある晩のこと。
夢の中で、20人くらいかな?
子供たちが、白いお揃いの服を着ていた。
麻で出来ている。
そして、先生らしき人がいた。
マンガに出てくるような、白いひげを蓄えたおじいさん。
神様だ。
その人が何やら授業をしている。
そして、
子供たちの中には、すぐるがいた。
目をキラキラさせて、授業を聞いている。
元気そうだ。
私は、本当に嬉しかった。
場所は、空のもっと上。
すごく高い所にあるように感じた。
他の子供達もみんな、楽しそうだった。
そこで、目が覚めた。
私が、あまりにも心配をしているから、こっそりと今の姿を見せてくれたのだと思う。
「ぼくは、元気だから安心してね。」と。
ママもがんばるよ!
いつか、すぐるに本当に会えた時、胸を張って会えるように。
私は、見えない多くの人たちが私のことを支えてくれている。
でも、それはね。
私だけじゃない。
みんなもそう。
誰でもそう。
人は、一人では生まれてこない。
父がいて、母がいて。
その父にも、母にも。
父がいて母がいる。
自分という存在は、ピラミッド頂点と同じ。
どの人もみんなそうなのだ。
だから、誰しも一人ぼっちではない。
あなたを支えてくれる土台は、頑丈だ。
私は、そうに思っている。
ひとりぼっちではないと。
命は、尊くてはかない。
だからこそ、今日という日を毎日、精一杯生きようと思う。
今という時間を大切にしよう。
すぐる、教えてくれてありがとう。


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