学校(第三部)

不思議

すぐるが亡くなってから、数年後のこと。

私は、離婚して。

生活が一変して。

なにしろ、毎日忙しかった。

だけど、忘れたことなんていちどもない。

泣いてるひまはなかった。

専業主婦が仕事に出るとは、こんなにも大変なんだということを毎日、実感していた。

子供達には、苦労をかけた。

本当に、貧乏で。

毎日、お粥生活。

子どもたちは、学校の給食がご馳走なんだと言っていた。

それでも、お誕生日にはマックへ連れていった。

三人でセットを食べる。

私たちには、贅沢な時間だった。

ある晩のこと。

夢の中で、20人くらいかな?

子供たちが、白いお揃いの服を着ていた。

麻で出来ている。

そして、先生らしき人がいた。

マンガに出てくるような、白いひげを蓄えたおじいさん。

神様だ。

その人が何やら授業をしている。

そして、

子供たちの中には、すぐるがいた。

目をキラキラさせて、授業を聞いている。

元気そうだ。

私は、本当に嬉しかった。

場所は、空のもっと上。

すごく高い所にあるように感じた。

他の子供達もみんな、楽しそうだった。

そこで、目が覚めた。

私が、あまりにも心配をしているから、こっそりと今の姿を見せてくれたのだと思う。

「ぼくは、元気だから安心してね。」と。

ママもがんばるよ!

いつか、すぐるに本当に会えた時、胸を張って会えるように。

私は、見えない多くの人たちが私のことを支えてくれている。

でも、それはね。

私だけじゃない。

みんなもそう。

誰でもそう。

人は、一人では生まれてこない。

父がいて、母がいて。

その父にも、母にも。

父がいて母がいる。

自分という存在は、ピラミッド頂点と同じ。

どの人もみんなそうなのだ。

だから、誰しも一人ぼっちではない。

あなたを支えてくれる土台は、頑丈だ。

私は、そうに思っている。

ひとりぼっちではないと。

命は、尊くてはかない。

だからこそ、今日という日を毎日、精一杯生きようと思う。

今という時間を大切にしよう。

すぐる、教えてくれてありがとう。

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