かげで言えば悪口になるけど、正々堂々と面と向かって言えば、悪口じゃないよね。
私が、いつも心がけていること。
先日、珍しくものすごく頭に来たの!
私の家のお花が増えたから、会社のみんなが見える中庭に植えていたんだよね。
季節が来たら、ピンクの花が咲いてきれいだったの。
私のいま、勤めている施設はホスピスの老人ホーム。
お花とか見るのって癒しだよね。
私たちは、施設の外に出て家に帰る。
買い物だって、どこにだって自由に行ける。
外の何気ない景色。
そんなのだって自由に見れる。
でも、施設の中にいる入居者様は、中々外に出ることはできない。
少し元気な日でも、職員が少なければ散歩に行くことも難しい。
だから、お花を植えたの。
丈夫なお花だから。
段々増えてきてたんだ。
だから、それを楽しみに見ていた入居者様もいたの。
私が植えたのは、1年位前のこと。
でね、
先日。
体調悪くて一日休んで、出勤したら・・・
全部、むしられてた。
ハーブも植えていたの。
凄くいい香りがして。
春にはピンクの丸い可愛らしい花がさくの。
それもむしられてた。
「誰がやったの?なんのために?」
悲しいし、びっくりしたし。
聞けば、ブー子が上司にごまをするために庭を綺麗にしたとのこと。
私は、ブー子に言ったんだ。
「あのお花、私が家から持ってきたの。なんでむしったの?」
「雑草じゃないんですか?」
「違うよ。」
「ハーブもあったよね。」
「は、は、は。そうだったんですね。すみません。」
と、笑いながら言う。
お花はかわいそうだ。
入居者様からも、
「お花がなくなっちゃったの。ブー子がみんなむしったんだよ。」
と、寂しそうに言う。
私は、モヤモヤした気持ちが残ったままだった。
そして、数日たったある日。
入居者様の対応をしている時だった。
ブー子に高圧的に何かを言われた私。
プチン・・・
私の堪忍袋の緒が切れた。
誰もいない、ブー子しかいない廊下で私は、言った。
「話があります。陰で言うのは悪口になるから言いたくありません。だから、面と向かって言います。意地悪な発言はやめてください。」
と、ドキドキしながらいった。
顔を真っ赤にしたブー子。
「私は、いつも通りですけど。これがスタンダードです。何が気に障ったんですか?」
と言われたけど、他の人の対応していたから忘れちゃったの。
だけど、もやもやが大きくなって残っていたから。
「忘れちゃいました。でも、お花の事を私が引きずっているのかもしれません。」
そういうと、
「あやまったじゃないですか!」
と、声を荒げるから・・・私は、冷たい声で言う。
「笑いながらね。」
と。
自分でもびっくりするくらいの冷たい私の一言。
「・・・すみませんでした。」
と、謝るブー子。
私の中では、謝罪もどうでもよかった。
言いたいことを伝えられた自分が偉いと思っていた。
だって、心からの言葉ではないことも分かっていたしね。
そして、私は、言った。
「では、この件はもうおわりね。後に引きずらないからね。仕事よろしくね!」
と。
言って終わりにした。
今は、もやもやはない。
スッキリしてる。
私は、私のもやもやを解消できたし。
誰も傷つけていない。
お花はかわいそうだったけどね。
でも、お花は「大丈夫だよ!」
って。
これが、私のやり方です。


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